今年のお盆はどの様に過ごされましたか?例年ですと各地で盆踊りや行事にも参加されていたのではないかと思います
花火大会など季節の風物詩も今年は自粛になりました
松本市にあります筑摩神社のお祭りでは毎年8月10日に大きな花火が打ち上げられそのすごさに圧倒されます
しかし今年は花火が上がることはありませんでした
今回は筑摩にあります宗徳庵様の紹介をいたします
曹洞宗 宝泉山 宗徳庵 松本十二薬師堂霊場6番札所筑摩薬師堂
玄関先にちょっと目を引く看板が立っていましたので拝見させていただきました
春秋の花も紅葉もおのずから 手にまかせたる いほりなるらん
この歌をご住職にお尋ねしたところ
春は待ち遠しく、秋は色付き葉は地に舞い、また命に変る
地に舞った葉から得た栄養というものは目に見えないのではなく、その栄養を得たことで春には花が咲き、新しい命として見ることができる
とても素敵な気持ちが込められた歌です
これは実に自然体で美しい光景です。見えない物でも大切な役割をしているのですね、と話されました
それと、もう一つご覧頂きたいものがあります
玄関前の大きな石の上をご覧頂きたいのです
ほんと小さなお地蔵様が1体、それも小さな帽子と小さな前掛けを付けておられるのです
ご近所の方が赤い毛糸で編んで下さったようですが、ご近所様のお気持ちまで心に伝わるようなお地蔵様をご覧頂きたいのです
縁の下で毎日泣く声が聞こえたので探してみたところ、この小さなお地蔵様がいらした、と語るご住職の目には少し涙もみられました
お近くにお越しの際は是非ご覧ください